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2016.11.21(Mon)

GTA Vice City Radio Stations [2002]

「GTAVCはラジオが最高だった」



中学時代、友達とやり込みまくったグランドセフトオート(GTAVC)。
ギャング・裏社会を再現した大ヒットゲームシリーズで、今も続編が出てます。
人殺したり、車で暴走したり、強盗したり、チートコードで戦車呼び出して街壊滅させたりw
やろうと思えば何でもやれる健全な洋ゲーです。所詮はゲームだから!

GTAシリーズは、フィールドで車やバイクに乗るとラジオが流れます。
もちろんゲーム専用の仮想音源なんですが、使われている曲が実在する洋楽で、
ジャンルレスに選曲されて、いくつかのラジオ局に分かれてます。
ラインナップが無限大で、恐らく100曲以上あったと思う。

バイスシティ(VC)の場合だと、舞台が1986年のアメリカ東海岸で、
時代設定に合わせて選曲されてるので、当時のヒット曲がノンストップで流れます。
ライセンス料とかどうしてんだろって感じですが、全てオリジナル音源。
ROCK/POP、HR/HM、NEWWAVE、R&B、AOR、RAP等、フリーダム感半端ない。

YOUTUBEでググると、ラジオ局ごとに纏めた音源動画が出てきますが、
VCの音源が断トツで再生数が高い。VCはラジオが最高!って言う人多いですよね。
プレイ当時は気付きませんでしたが、ラジオ局は全7局ある模様。
曲のリストはWIKIに載っていて、特に「Flash FM」のラインナップが豪華です。




マイケル、バグルス、ホール&オーツ、INXS、ブライアンアダムス、ELO等、
当時の大ヒット曲のオンパレード。下手な80'sコンピよりも秀逸です。
作業用BGMとしても最適。ホントにゲームの音源かコレ。
曲間のDJとか入り方もめっちゃクールで、現地のラジオっぽいです。

最新作だと、より本物っぽくなってるんじゃないでしょうか。




Flash FMと並んで人気高いのが「V-ROCK」。当時のHR/HM専門局です。
オジー、メイデン、プリースト、スレイヤー等、大物の名曲がズラリ。
メタル系はあまり知識無いので、とりあえず動画だけUP。




個人的にオススメしたいのが「Emotion 98.3」。AOR/バラード専門局です。
ノスタルジックなバイスシティの雰囲気に一番マッチしてる局だと思います。
フォリナー、ケイトブッシュ、ロキシー、TOTO等、センスよすぎるセレクト。
ミッションそっちのけで、ラジオ流しながらドライブするのが乙でした。

GTAVCは10年以上前のゲームですが、BGMはマジで神懸ってましたね。
VCのラジオから洋楽にハマった人もいるんじゃないかと。
ああ久しぶりにGTAやりたくなってきた。

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2015.09.13(Sun)

Claire Littley / Fly Me To The Moon [1995]

「私を月へ連れてって」



エヴァのエンディングテーマ「Fly Me To The Moon」。この曲はTV版エヴァのエンディングロールで流れていた曲ですが、元々はジャズのスタンダード。50年代にバート・ハワードという作曲家が書いた曲で、一番古い録音は54年にデッカレコードから出たケイ・バラードの録音らしいです。

60年代になってから、「Fly Me To The Moon」はフランク・シナトラがカヴァーして大ヒットしました。このシナトラによるのカヴァーはジョー・ハーネルという作曲家がボサノヴァ調に書き直した新バージョンで、一般に知れ渡っているのはこちらの方。エヴァで起用されたのもボサノヴァアレンジのバージョンです。

エヴァのエンディングで流れる「Fly Me To The Moon」はいくつか種類があって、女性歌手CLAIREによるデフォルトバージョンと、綾波レイ、アスカ、葛城ミサトの担当声優による別バージョンが存在します。確か各話によって色々なバージョンが使われてましたが、私が一番好きなのはCLAIREが歌い上げるデフォルト曲です。



「Fly Me To The Moon (Audio)」

ツべで色々なバージョンを聴いてみましたが、やっぱり一番グッときたのはエヴァのデフォルトバージョン。エヴァと言えば「残酷な天使のテーゼ」ですが、エンディング曲もめっちゃ良かった。あぁエヴァもう一回見たくなってきた……。

[★★★★★]

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2015.03.23(Mon)

SILENT HILL 2 / Original Soundtracks [2001]

「ゲームとは思えないクオリティ」

SILENT HILL2 ― オリジナル・サウンドトラック

本作は、PS2ホラーゲーム「サイレントヒル2」のサウンドトラックです。アクション要素の高いホラゲながらも、奥深いストーリーがじわじわと反響を呼び、後に神ゲーと呼ばれるようになった。同シリーズの中で最も完成度の高い作品といわれてます。サイレントヒルは全体に漂う雰囲気だけでもゾワッとする演出が多く、沸き立つゾンビを撃ち殺すだけのバイオハザードとは対照的です。あれはあれで楽しいんだけど。

このゲームはストーリーが奥深くて、下手な映画や小説よりも楽しめた。舞台はアメリカの田舎町。既に死んでいるはずの妻メアリーから謎の手紙が届き、主人公ジェイムスがその正体を突き止めるべく、かつて妻と訪れた観光地サイレントヒルへ足を踏み入れる。しかし町は深い霧に覆われており、謎の化け物が徘徊するゴーストタウンと化していた。困惑しながらも先へ進み、ジェイムスが見た「記憶の真実」とは!?みたいな感じですかね。特に心理模写は一級品。

奥深い世界観とストーリーが素晴らしいだけでなく、このゲームはバックで盛りたてるBGMが抜群に良かった。PS2以降のゲームは音楽が印象に残らないものばかりでしたが、このゲームは今聴いても音楽に力を入れていたことがわかります。パッと聴いた感じは、完全に「洋楽」。それも、UK寄りのくぐもった音像に仕立てられてます。手がけたのはニューウェーヴに造詣の深い山岡晃氏で、サイレントヒルシリーズのほぼ全ての楽曲を担当してるようです。



「Theme Of Loura (Video)」

ホラゲらしくおどろおどろした楽曲も多いですが、基本的にはアンビエントに近く独特の雰囲気を放ってます。ゲームのBGMとは思えないクオリティで、純粋な音楽として聴いてもよし。中でも素晴らしいのが、テーマ曲の「Theme Of Loura」。この曲は海外で評価が高く多くのカヴァーが出回ってます。奥深い哀愁サウンドは一聴の価値あり。

[★★★★★]

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2014.07.28(Mon)

ペプシマンのテーマ

「人類にはペプシコーラが必要だ!」

ペプシマン

本作は、99年にプレイステーションから発売されたアクションゲーム「ペプシマン」です。見てわかるとおり、同キャラクターを題材にした宣伝ゲームで、ペプシマンが街を疾走し人々を励ましに行く(?)という内容。やりこみ要素は全くないし、まあ、言ってみればただ走り続けるだけのバカゲーですね(笑)。

このゲームはとにかく笑える。ストーリーにしたって、例えば「ペプシの運送トラックがパンクしたから、このままではペプシの愛飲家が暴動を起こしてしまう」とか、むちゃくちゃな設定。そんなどうでもいいことを解決するために、ペプシマンはアメリカの街をひたすら疾走していくのです。

そして、ゲームプレイ中常に流れているのが、あのペプシマンの公式テーマ曲。「デッデーデレ、デッデーデレ、ペプシメーン!!」のアレです。その昔CMで散々聞きましたね。決めポーズは勿論「プシャーー!!」です。


「ペプシマンCM集」

これだけアメリカン一点張りなのに、ペプシマンは日本発案のキャラクターです。去り際の救いようのなさがまた笑えますが、そこがまた愛嬌あって良いですね。ゲームはもとい、この曲を聴いてるとペプシが飲みたくなります。いつも飲んでるコ○・コーラはやめて、たまにはペプシを飲むのもいいかもしれません。

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2014.07.28(Mon)

REMASTERED TRACKS ROCKMAN ZERO MYTHOS

「オレの音楽を聴き込んでどうしようっていうんだ・・・」

リマスタートラック ロックマンゼロ・ミュトス

アクションゲームの「ロックマン」は、カプコンの長寿シリーズの一つである。ロックマンはそれぞれの時代・ハードごとにシリーズが枝分かれしていて、ファミコン時代の元祖ロックマンや、SFC~PSのハード移行期に出たロックマンエックス、GBアドバンスで発売されたRPG式のロックマンエグゼなどがある。その幾多のシリーズの中でも、僕が一番好きだったのはロックマンゼロだ。

GBアドバンスが普及し、周りの間でロックマンエグゼが流行っていた頃にひっそりと発売されたのがロックマンゼロ。初期ファミコンばりの硬派なアクションゲームで、初心者一切お断りの難易度と鬼畜要素が売りである。言ってしまえば「死んで覚える」ゲームなのだが、全ての罠や仕掛けをかいくぐってボスを体力ギリギリで倒したときの達成感は、他では味わえないものがあった。

ゼロは(無印・2・3・4)の計4タイトルがあるが、僕は無印以外は全て発売日に定価で買ってプレイした。今では任天堂DSの復刻版ゼロコレクションで容易にプレイができる。傑作駄作の振れ幅が多いロックマンの中でも、ゼロシリーズは全てが安定していてどれも傑作といえる。無印から順番にプレイしていけば、ゼロがシエル達との交流を経て成長していくとともに、物語の謎が少しずつ紐解かれていくのがわかるだろう(特に3のEDは最高に熱い!)。

ゲームそのものが楽しいだけでなく、僕はロックマンゼロのシリアスなシナリオとかっこいいBGMが好きだった。今もなお、神曲が多いと語り継がれるロックマンの楽曲は多種多様だ。中でも未だに頭の中に焼きついているのは、瀕死状態のゼロが敵を次々となぎ倒して行く2のオープニング曲である。痛快なハードロック調で、途中で入るメロディアスなギターが最高にかっこよかった。


「Esperanto」

本作は、ロックマンゼロの楽曲を選りすぐり新たにリマスター&リニューアルアレンジしたサウンドトラックである。聴いた瞬間、あの頃の感動が再び蘇った。どれもかっこいいアレンジに仕上がっているが、中でも素晴らしいのが4のメインテーマといえる「Esperanto」だ。この曲は正に神曲といっていいだろう。シンフォニックなメロディと透明感を湛えた曲展開は、ゲームをやったことがない方でもおすすめのナンバーだ。

[★★★★★]

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2014.03.31(Mon)

MOTHER / Soundtrack [1989]

「大人も 子供も お姉さんも 洋楽好きも」

MOTHER

任天堂の名作ゲーム「MOTHER」のサウンドトラック。
89年にリリースされ、長らく廃盤だったが2004年に復刻盤が出た。

マザーシリーズは僕の好きなゲームの一つで、GBA移植版で何回もプレイした。コピーライター糸井重里による、シュールな世界観と軽妙なメッセージが売りのゲームだ。マザーは1・2・3と出たが、個人的にはシリアス路線の3よりも近現代アメリカを舞台とした1と2が好きだ。シナリオ上の制限なく自由に町を行き来できるし、ユーモラスな登場人物とのやり取りをあれこれ想像するのが楽しいのである。

基本的に1と2の世界観は繋がっており、アメリカンな町の中に60~80年代の洋楽やハリウッド映画のオマージュを垣間見ることができる。特に、ビートルズと映画「スタンド・バイ・ミー」の影響が強い。イエローサブマリンにそっくりな潜水艦が出てきたり、ブルースブラザーズに瓜二つなバンドも登場する。

本作はマザー1のサントラであるが、単にサウンドトラックと言うには口惜しい内容だ。ゲームサントラというとゲームのBGMを拾い集めるのが定番だが、これはサントラのために独自にアレンジされた曲が全てを占める。要は、ゲームのBGMとは全く無関係のオリジナル作品になっているのだ。原曲とかけ離れた内容に普通なら「何だこれ」と捨ててしまいそうだが、クオリティが一際高かったため逆に受け入れられたらしい。

「MOTHER / Soundtrack (Complete)」

当時としては画期的だったこの企画を担当したのは、あのムーンライダーズの鈴木慶一氏。生演奏主体のサウンドはゲームサントラとは思えない気合いの入りようで、XTCやバグルスも顔負けの緻密なポップスが展開。半数の曲でヴォーカルが入るが、アメリカンな世界観を壊さないため歌詞は全て英語になっている。


「Pollyanna (I Believe In You)」

捨て曲全くなしだが、特に最初の3曲が素晴らしい。ゲーム序盤で流れる名曲「Pollyanna」、中期ビートルズを彷彿させる「Bein Friends」、快活なロックンロール「The Paradise Line」。心洗われるのは、キャサリン・ワーウィックが歌い上げるバラード「Wisdom Of The World」だ。

本作では多数の外国人ヴォーカリストの他、現代音楽で有名な作曲家マイケル・ナイマンが参加している。録音は、わざわざロンドンのスタジオでレコーディングされたという。曲によってはフルオーケストラも入る。ファミコンのピコピコ音がこんな豪華な体裁で生まれ変わったんだから、当時CDを手にした人は驚いたに違いない。

傑作![★★★★★]

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2013.12.15(Sun)

ICO~霧の中の旋律~ [2002]

「"Heal"の包容力」

ICO~霧の中の旋律~




2001年発売のPS2ゲーム「ICO」のサウンドトラック。
ICOファンは必携のCDだが、ゲームをやったことのない人にもおすすめの一枚。

ICOは、PS2の中でも名作中の名作ゲームである。今もたまにプレイすることがあるが、全く古びていない。少年少女が手を取り合って、謎に包まれた城から脱出するというもので、当時としては画期的だった。霧に包まれた古城の奥ゆかしい情景、何も語らない少女、ときおり行く手を阻む"影"の存在など、一言では言い尽くせない魅力があるのだ。

敢えて言うなら、このゲーム一番の肝は「静寂」だろう。当時の栄華を偲ばせる巨大な城の中は、プレイヤーと少女を除いて人っ子一人いない。鳥のさえずりや風の吹く音しか聞こえてこないのだ。圧倒的な孤独感に包まれながら城の中を進んでいるうちに、たまに"影"が少女を連れさろうと襲い掛かってくる。影に飲み込まれてしまう前に、プレイヤーは少女の手を引いて助けなければならない。少女から離れることの恐怖感、そして何としてでも守ってあげたいという使命感を本作では疑似体験することができる。

「ICO Soundtrack (Complete)」

ゲームのBGMという側面は皆無に近く、本格的なアンビエント音楽として聴いてもいいかもしれない。ケルト音楽のような神秘的雰囲気があったり、中世ゴシックを思わせる重厚なアレンジが出てきたりする。作曲は、映画音楽界では有名な大島ミチルさんが担当。名曲として名高いエンディングテーマは、ロンドンの少年聖歌隊が歌っている。


「Heal / ICO Soundtrack」

全編約25分なのであっという間に終わってしまうが、通しで聴けば極上の癒しを享受することができる。ゲーム本編の進行順に曲が並んでいるが、曲として有名なのは4曲目の「Castle In The Mist」と、エンディングテーマの「You Were There」。しかしゲームをやった者にとって、とりわけ8曲目の「Heal」は思い入れ深い一曲であるに違いない。この曲に宿る安堵感と優しさは、ゲームをプレイして初めて知ることになるのだ。

[★★★★★]

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2013.02.15(Fri)

聖剣伝説 Legend of Mana / Soundtrack [1999]

「奥深き名曲"滅びし煌めきの都市"」

聖剣伝説 Legend of Mana オリジナルサウンドトラック




本作は、小学生の頃に自分が夢中になってやったゲーム「聖剣伝説 L.O.M」のサウンドトラックである。ゲーム自体は1999年に発売されたもので、今から10年以上も前になる。CDは一時期廃盤になっていたがファンからの熱烈な要望もあり復活、今でも再発盤が容易に手に入れられる。

このゲームの一番の魅力は、童話というよりかは寓話のような神秘的世界観、そして音楽にある。ただのBGMではなく音楽として感情に何かを訴えかけてくるのだ。手描きで綿密に描かれたグラフィック、各キャラクターの淡々とした佇まいや観念的で解釈豊かなセリフの数々、それら全ての要素が雰囲気を壊すことなく音楽と絶妙に調和している。

各曲はアコースティック主体のものがほとんどで、クラシックや北欧の民族音楽などが下地になっている。ブックレットには作曲家下村陽子さん自身のちょっとしたコメントがあって面白い。男性には決して表現し得ないような、優しくふわりとしたサウンドアレンジやメロディに女性的な感性を感じる。

特に「滅びし煌めきの都市」という曲は際立って素晴らしく、まるで過去の記憶がふと立ち現れては消えていくような儚さがあり、とてもゲームのBGMとは思えない奥ゆかしさがある。のどかな田舎町のBGMに使われるホームタウン ドミナも、牧歌的で哀愁たっぷりのメロディがとても印象的で、人気の高い曲だ。

 
「滅びし煌めきの都市」

名曲として名高い主題歌「Song of Mana」はスウェーデン出身の女性歌手が歌っていて、歌詞もスウェーデン語である。この曲のためだけに、わざわざ現地へ赴いて録音したらしい。透明感溢れる美しい歌声に心が洗われる。

僕はゲームのサントラはごく数枚しか持っていないが、これだけはどうしても手元に残しておきたい。個人的な思い入れもあるのだが、純粋に音楽として素晴らしいと思うし、ちょっと聴いただけでも印象に残る曲ばかりである。

[★★★★★]

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